核医学検査学:シンチグラフィ
肺換気シンチグラフィ
この記事の目次
肺換気シンチグラフィ
検査要点
局所肺機能を画像化し観察できる観察法。肺塞栓症や肺動脈塞栓の精査に有用。
薬品の特徴
- 133Xeガス
半減期が長いの生かして1回吸入相・平衡相・洗い出し相の3相から診断を行う。
- 半減期:5.3日
- SPECT収集:困難
- 繰り返し検査:不適
- 空気汚染:多い
- 81mKrガス
81Rb‐81ⅿKrジェネレータ抽出で平衡相のみで診断。
- 半減期:13秒
- SPECT収集:可能
- 繰り返し検査:適
- 空気汚染:少ない
- 99mTcガス
- 半減期:6時間
- SPECT収集:最適可能
- 繰り返し検査:不可能
- 空気汚染:少しあり
前処理
なし
収集方法
ガスを必要な時間吸入しながら肺シンチグラムを多方向から収集する。その際用いるガスに応じてコリメータを変換する必要がある。
- 133Xeガス:LEHR型・LEGR型
- 81mKrガス:MEGP型
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