核医学検査学:シンチグラフィ
副甲状腺シンチグラフィ
この記事の目次
副甲状腺シンチグラフィ
検査要点
副甲状腺の機能を評価するために使用される画像診断法。副甲状腺機能亢進症や副甲状腺腫瘍の診断において非常に有用である。特に異所性副甲状腺腺腫において機能亢進部で薬剤の集積が維持される特性を持つ。
薬品の特徴
99mTc‐MIBIを使用する。
前処理
1週間のヨード制限を行う。
収集方法
- ダブルフェーズ法
99mTc‐MIBI投与後5~15分の早期と2~3時間後の後期に収集を行う。甲状腺は3時間でwash outするため甲状腺のみ集積が減る。 - サブトラクション法
甲状腺・副甲状腺の集積情報から甲状腺の情報をサブトラクションすることで副甲状腺のみの集積情報を得る。
- 201TⅼCⅼ/99mTcO⁴⁻法
201TⅼCⅼの投与後5~10分後に甲状腺・副甲状腺の収集を行い、その後99mTcO⁴⁻を投与し甲状腺のみの画像を撮影し、サブトラクションを行う。
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