核医学検査学:シンチグラフィ
肝胆道シンチグラフィ
この記事の目次
肝胆道シンチグラフィ
検査要点
生理的な動態がビリルビンに類似した放射性医薬品を使用する。静注後は血中より速やかに肝細胞に取り込まれ、細胆管→肝内胆管→胆嚢→細胆管を経由してファーター乳頭が十二指腸へ排泄される。この経路によって移動する状態を動態検査によって追うことが本検査の目的となる。
薬品の特徴
99mTc‐PMTが唯一の胆道専用医薬品であり、185MBq/2mlがバイアル封入されている。
前処理
検査前6~8時間程度絶食させる。
収集方法
60分法と90分法に分けられる。
- 60分法:ダイナミック収集を60分行う。
- 90分法:ダイナミック収集を90分行った後、胆嚢収縮剤を投与する。
- 汎用型低エネルギーコリメータを使用する(解像度より感度優先)
処理方法
心臓・肝実質(肝内胆管、胆嚢、
次のレッスンへ
カテゴリ:シンチグラフィ
消化管出血シンチグラフィ
前のレッスンへ
カテゴリ:シンチグラフィ
肝受容体シンチグラフ