核医学検査学:シンチグラフィ
ガリウムシンチグラフィ
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ガリウムシンチグラフィ
検査要点
悪性腫瘍や炎症性病変の診断によって用いられている。現在では18F‐FDPによるPET腫瘍イメージングが普及している。
薬品の特徴
67Gaクエン酸塩を使用している。93・185・300keVの3つのエネルギーを使用。
- 生理的集積:肝臓・骨・骨髄・軟部組織・鼻咽頭・唾液腺・大腸
前処理
投与後に行う。67Gaクエン酸塩の多くは腸管からは排泄され、腹部・骨盤部の集積が診断の大きな妨げとなるため、収集前日の下剤投与が重要となる。
収集方法
67Gaクエン酸塩を74~111MBq静注し前処置を行う。そして48・72時間後に全身SPECT撮像を行う。
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