放射線治療機器:照射術式
放射性核種を用いた治療
この記事の目次
密封小線源治療
RALS(remote aSfterloding system)は高線量率線源の60Coや192Irを用いて、腔内照射や組織内照射を行います。
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腔内照射
1つのタンデムと2本のオボイドを用います。
線源の配置法としてManchester法、Stockholm法、Paris法などがあり、日本ではManchester法が採用されています。
Manchester法では、線量評価をA点とB点で行う。
A点は原発の線量と、膀胱や直腸の障害の指標になっています。
B点は骨盤壁浸潤やリンパ節転移に対する線量の指標になっています。 -
組織内照射
組織内照射は一時的に線源を刺入するものと、永久的に刺入する2パターンがあります。
一時刺入と永久刺入する線源と物理的半減期、平均エネルギーを以下に示します。
非密封核種内照射療法
放射性医薬品を経口や、注射によって体内に投与し、生物学的特性を利用して腫瘍に蓄積させて照射を行います。
使用する核種や適応は以下のようなものがあります。
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カテゴリ:照射術式
粒子線治療