診療画像検査学

ア――総胆管イ――胆のうウ――総胆管オ――腎盂、尿管

右下のマーカーを見れば、内側下部のBから外側下部のDあたりの位置にある
リニア型プローブを使用

腎臓辺縁からエコーの減衰が観察されるため、外側に陰影が現れる。

囊胞の内部は、無エコーとなります。
肝硬変は正常肝と比較して、高エコーとなります。
肝血管腫の内部は、高エコーとなります。
肝細胞癌の内部は、モザイクパターン（高低エコーレベルの混在）となります。
肝細胞癌の辺縁は、低エコー帯（ハロー）となります。

MTパルスはMRA撮影時に脂肪組織を含めた脳実質などの背景組織の信号を抑制するために使用される。

ASLは造影剤を使用しない灌流画像、
DSCは造影剤を使った灌流画像を得る撮像法
DTIは微細白質構造と神経線維連絡を捉える撮像法
MRSは細胞の代謝状態を測定する
VBMは脳各部位の体積や灰白質密度を半定量的に計測する方法

血流のin flow効果によるアーチファクトは、空間飽和パルスを用いて低信号にすることで軽減できる。

ア：側脳室イ：視床下部エ：第四脳室オ：延髄

低信号の近傍に高信号部がある場合、サイドローブアーチファクトが観察される。

加算回数を増やすとSN比が上昇し、他の選択肢ではSN比が低下する

クエンチングが考えられる。液体ヘリウムが気化したことによる。

T₂強調像では総胆管の水成分が明瞭に描出され、拡散強調像では胆のう、腎臓、脾臓は高信号として表示される。T₁強調像では腎臓の皮質は髄質よりも高信号となり、T₂強調像では副腎の皮質は髄質よりも低信号となる。

腹部超音波で副腎は描出される。腎皮質と髄質は区別可能である。固有肝動脈は門脈本幹よりも細い。大動脈周辺のリンパ節を描出することはできる。

観察光には可視光を用いる。放射線技師は、散瞳薬を投与できない。撮影を行うためには、被検者を撮影前に暗室に誘導して瞳孔を開いて撮影を行う。撮影開始前に眼圧の測定は必要ない。

ア：大脳鎌　イ：側脳室　ウ：脈絡叢　エ：大脳鎌　オ：上矢状静脈洞　脳脊髄液は主に脈絡叢で産生される。

皮質骨や靭帯は、信号がないため、白質の方が脂肪を多く含むことから高信号を示します。

画像の青色の血流速は、折り返しアーチファクト（エイリアシング）によって引き起こされているため、送信周波数やパルス繰り返し周波数を調整することで改善できる。また、超音波ビームの方向と血流方向のなす角度が小さいほど、折り返しアーチファクトが発生しやすくなる。

Aは前大脳動脈、Bは中大脳動脈、Cは脳底動脈、Dは内頚動脈を表しています。

Aは動脈、Bは視神経乳頭、Cは静脈、Dは黄斑、Eは中心窩である。Aは動脈、Bは視神経乳頭、Cは静脈、Dは黄斑部、Eは中心窩である。

眼底観察には赤外線を用いることで、自然散瞳を促して暗室に誘導する。造影は行わない。

超音波の周波数が高いほど、空間分解能が高くなる。また、音響インピーダンスは、媒質の密度と伝播速度の積で表され、超音波の周波数が高いほど、超音波の減衰が大きくなる。

受信ゲインとブライトネスは、画像全体の明るさを調整するために使用されます。フレームレートは、時間分解能に関連しています。

画像の中央にプラークがあることから、Bモードを使用していることがわかります。ドプラ法を使用して血流測定を行い、リニア型を使用して表在組織を検査する（周波数：7.0～10.0MHz）。

ガドキセト酸ナトリウム（Gd-EOB-DTPA）は静脈内投与され、血管内から細胞間隙に分布し、肝細胞に特異的に取り込まれる。その後、尿中と胆汁中に排泄される。

Gd 造影剤は、T₁緩和時間を短縮し、濃度が高くなるとT₂緩和時間も短縮する。MRCPでは、塩化マンガン四水和物（ボースデル）造影剤やクエン酸鉄アンモニウム（フェリセルツ）造影剤を用いる。Gd造影剤による重篤な副作用として、腎性全身性線維症（Nephrogenic Systemic Fibrosis,NSF）が知られており、腎障害のある患者は原則として禁忌となる。

放射線技師が検査を行う際に、検査対象物を正確に捉えることができない場合がある。

有効視野が狭いため、放射線技師が検査を行う際に、検査対象物を正確に捉えることが困難な場合がある。

この検査では、検査器が発する超音波を組織に照射し、反射した超音波を検出することで、組織の境界を検出する。

超音波検査は、異なる組織間の境界を検出するために、発射された超音波の反射を用いる検査である。超音波を組織に照射し、反射した超音波を検出することで、組織間の境界を特定することができる。

周囲組織よりも減衰が少ない腫瘤内でエコー信号が増強することを「後方エコー増強効果」という。

健常者の肝腎コントラストでは、腎臓の輝度がやや低めか同程度であるが、脂肪肝の場合は肝臓の輝度が高くなることが知られています。また、音響陰影とは、骨や結石などの高輝度組織の後方エコーが存在しない現象を指します。

EPI法とは、磁場をゆがめるBOLD効果を検出するために、磁場を短時間で高速に変化させる撮影法である。

BOLD効果：血液中の赤血球には多量のヘモグロビンがあり、このヘモグロビンは酸素分子を結合している時に反磁性であり、毛細管で酸素を放出した後（デオキシヘモグロビン）では常磁性になる。常磁性体は磁場をゆがめるため、周りのプロトンからの信号を低下させる。
fMRI（functional MRI）：BOLD効果を利用して脳機能を画像化する撮影法である。主にEPI法を用い、磁場を短時間で高速に変化させることでBOLD効果を検出する。

拡散強調画像にて高信号を示す病態として、脳梗塞、脳腫瘍、細胞障害性浮腫などがある。

膀胱や関節の水成分が高信号であるため、T₂強調画像である。Bは小転子の外側が大転子となる。右大腿骨頭に低信号領域を認める。脂肪抑制がされていないことが、皮下脂肪が高信号であることから分かる。

fMRIは造影剤を使用せずに撮像できるため、撮像時間が短く、撮像コストが低く抑えられるメリットがあります。また、EPI法を用いることで、高い空間分解能を実現し、運動野を描出するために手掌握運動を行うことができます。

撮像時間＝（繰り返し時間 × 位相エンコード数 × 加算回数）/ 再収束パルス数

SAR ∝（電気伝導度 × 磁場強度の2乗 × 半径の2乗 × フリップ角の2乗 × スライス数 × RFパルス時間）/（密度 × 繰り返し時間）

対策としては、位相エンコード数を増やす。FOVを縮小したり、マトリックス数を増やして空間分解能を向上させる。サンプリング時間を長くする。　バンド幅を小さくする。などがあります。

ア：仙骨　ウ：子宮筋膜層　エ：S形上結腸　オ：恥骨

ア：三尖弁　イ：心室中隔　エ：心嚢液　オ：大動脈弁

脳底動脈が描出されているスライスです。

イ：気管、ウ：内頸動脈、エ：外頸動脈、オ：頚長筋

立位検査もあります。超音波検査では、圧力をかけながら行うことが多いです。骨盤部検査は、蓄尿状態で行います。エコーゼリーは、撹拌せずにそのまま使用します。

撮影画角は通常45°である。被検者の眼に最も近いレンズは対物レンズである。レッドフリー画像は緑内障の検査に用いられる。

体やケーブルがループ状になると、発熱や火傷の危険性がある。また、湿布を貼ることでも同様の危険性があるため、検査前に必ず確認する必要がある。条件付きMRI対応ペースメーカを植え込む場合は、MRI対応モードへ切り替える必要がある。

TRとTEの値からT₁強調画像を判断する。T₁強調画像では脳下垂体後葉は高信号で表示されるため、選択肢４が正解となる。

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第2023年
午前診療画像検査学

No. 15（1 / 110 問）

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